ビットコイン下げ相場の理由は中国のICO規制？実は下げ兆候があった！？

急にビットコイン相場が下がった！
それにつられてアルトコインも下がった！

9月1日に55万を突破したのに、その後勢いを落としています。
昨日からはグッと下落して、45万円を切るくらいにまで下げてしまったのです。

どうしてビットコイン相場が下がっちゃったの！？

仮想通貨の相場は変動が激しいがゆえに大きく得もすれば大損することもあります。
数日で55万円から45万円…10万円も相場が動いているってすごいですよね。

今回は

なぜビットコイン相場が大きく下落したのか？
中国のICO規制との関係
テクニカル分析で下落がわかっていた？
大きく下落した時の行動について

こちらを初心者なりに書いていこうと思います！

この記事の目次

1 ビットコインに引きづられて仮想通貨が値下がり中？
2 ビットコイン・仮想通貨相場での大前提とは？
- 2.1 焦って動くと痛い目をみるかも
3 中国でICOの規制が入ってビットコイン相場が下落した？
4 テクニカル的にもビットコイン相場は下げるタイミングだった？
- 4.1 おかしな下落ではなかった
5 ピンクコインの相場はどんな感じ？
6 仮想通貨相場の下落時にはどう対処すべきか？
7 仮想通貨ベイビー的まとめ

ビットコインに引きづられて仮想通貨が値下がり中？

昨日の夕方くらいからビットコイン価格が下落しています。

仮想通貨の基軸通貨であるBTCの値下げを受け、その他アルトコインも大きく値下がっています。

▲ETH

▲XEM

コインチェック銘柄に関して言えば、オールレッド状態です（9月5日15：40現在）

8月後半は驚くほど調子が良かった仮想通貨相場。
ここにきてどうして全体的に価格を下げ始めているのでしょうか？

ビットコイン・仮想通貨相場での大前提とは？

そもそもの大前提として頭に入れておきたいのは

上げ続ける相場はない

ということです。
仮想通貨に限らずどんなものでも

短期的に上げては下げる

というのを繰り返して相場を作っていっています。

調子が良かったビットコインも同じで、長い目で見てみると

上げたり下げたりを繰り返しています。
そして長期的な目線でいくと、結果上げ相場という形になっているのです。

なので、別に今回のビットコインの相場はおかしいことではなく、

よくある下げの一つ

かもしれないと思えるわけです。

焦って動くと痛い目をみるかも

上げ続けて好調な波がきたところでガクンと下げる…。
私もそうですが、仮想通貨の世界に入ったばかりの方は心配になりますよね。

確かに、

どこまで下げるのか
今後元に戻すのか
またアゲアゲになるのか

そういった未来のことはまったくわかりません。
ですが、焦って何の意味もない狼狽売りをしてしまうと結果損をしてしまうこともあります。

大幅な下げ相場・トレンドに入った時には

なぜ下がったのか
危ない下げなのか
今後回復の兆しはあるのか

こういうところを考えていくことがとても大切です。

中国でICOの規制が入ってビットコイン相場が下落した？

今回のビットコインが下げたタイミングで飛び込んできたのがこちらのニュース。

中国PBoC、ICOを違法と判断即時償還求める
中国人民銀（PBoC）は、ICO（Initial Coin Offering）を違法な資金調達方法であるとし、今後のICOを禁止した。これを受け中国のICO情報提供サービスサイト、ICOINFOとICOAGEは、サイトを通じたICOトークンの販売サービスを停止する緊急措置をとった。（BTCNより）

この規制を受けてか、中国で開催予定だったイベントもいくつか延期ないし中止されているようです。

ICOも気軽にはいかなくなる

ICOとは株で言うIPOのことです。
簡単に言うと

仮想通貨による資金調達

ということになります。
中国政府は以前から、人民元が仮想通貨に流れることに良い顔をしていませんでした。
そこにきて、ICOを規制することに決定したようです。

企業やサービスのスタートアップを中心に活用されてきたICO。
今後は気軽にというわけにはいかなくなりそうですね。

ICOが整備される流れは悪くない？

別にICOの規制自体は悪いことではありません。
法的な規制がなく明確な審査基準もないため、詐欺と思われるような案件もたくさんあります。
また、ICOで資金調達しても実際にはまったく進まないプロジェクトも少なくないのです。
そのため、損をしてしまう投資家もとても多いのです。

ですから、仮想通貨という新しい世界に対して国が法的に監視の目を光らせることは悪いことではありません。

また、今回の規制はICOについてじっくりと考える良い機会ともとれます。
10月から始まるCOMSAは適正なICOを支援するプロジェクトです。
初心者的見解ですが、中国のICO規制はCOMSAへの期待度を上げることに繋がるような気もします。

仮想通貨大国の中国

ただ、今回は突然のことでもありました。
そのため、中国では仮想通貨の大きな売りが起きているようです。

中華系イーサリアムとして流行した仮想通貨にNEOというものがあります。
NEOなどは今回のICO規制を受けて大きく下落を見せています。

もちろん他の通貨についても少なからず影響はあるでしょう。

仮想通貨市場において中国は大きなウェイトをしめています。
その資金が一時的ではあれ、抜けていくことは相場下落の要因の一つとして考えられるでしょう。

テクニカル的にもビットコイン相場は下げるタイミングだった？

「中国のせいで下げてるのか！」と言いたいところですが、そうとばかりも言えません。
実はそもそも、

そろそろ下げ相場に入るタイミングだった

という見方もあります。

おかしな下落ではなかった

BTCNの記事

昨日コラムで指摘した通り、200時間線を割り込みの危険サインが出ている状態であったが、案の定売りが加速し、大幅な下落となっている。

売りの契機となったのは、PBoCのICO禁止アナウンスとされているが、実際は、急上昇のテクニカル的な反動とスケーラビリティの材料出尽くしだと見ている。
（ビットコイン今日の相場・戦略 2017年9月5日）

ということで、普通に下げに転じるタイミングだったのかもしれませんね。
記事によれば短期的な上げ下げはあるものの、本格的な上昇にはもう少し時間が必要とのことです。

ということで、テクニカル的に見ると、別段おかしな下落ではなかったということになります。

ビットコインの場合、数万円単位で変動するので怖いものです。
しかし、こうしてテクニカル予測を見てみると少しだけ安心というか納得できるような気もしますよね。