本日8月24日、ビットコインのsegwit(セグウィット)がアクティベートされました!
送受金の処理能力に限界がきていたビットコインでしたが
segwitでスムーズな取引が実現される
ようになっていくことが期待できますね!
今日は仮想通貨の基軸通貨であるビットコインがまた大きく一歩前進した記念すべき日です。
今後、より一層の仮想通貨全体が盛り上がるであろう素敵な出来事だと思います。
そんなわけで今回は
- segwitアクティベートを祝う声!
- ところでsegwitって何?
- segwitはもう使える?いつから?
- segwit後の価格はどうなる?
について書いていこうと思います!
この記事の目次
祝!segwitアクティベート!
ついにビットコイナーの悲願を達成されました!
2017年8月24日10時57分segwitアクティベート!
(日本時間)
ビットコインのスケーリング問題解決に向けて一つの道筋がたったということでしょうか。
記念すべきブロックを掘ったのは…?
segwitがアクティベートされたブロックは「481824」です。
この記念すべきブロックを掘り当てたのは中国系企業のBTCCでした。
アクティベート後も普通にマイニングは行われており、特に大きな問題はありません。
twitterでのお祝いの声
Congratulations everyone, mission accomplished! #bitcoin #segwit pic.twitter.com/MyYenCIIn5
— not Salty Garzik (@britesense) 2017年8月24日
segwitがアクティベートしました!
アクティベートの瞬間は寝てましたw
おはようございます
今日は忙しくなるぞ— Tetsu UASF 大石哲之 (@tyk97) 2017年8月24日
Congrats Segwit activated !! #SEGWITED
〜幸福の暗号通化学〜 pic.twitter.com/Y1gCdlIzds— SJM (@sjm09261989) 2017年8月24日
ビットコインsegwitアクティベートおめでとうございます。これで送金手数料も安くなってくれるかなぁ。(^ω^)
— hara@ニート4段 (@hara80n) 2017年8月24日
SegWitアクティベートおめでとう
2年もかかったんだなぁ。この瞬間に立ち会えて嬉しい。— ヒロ (@btc883n) 2017年8月24日
祝SegWitアクティベート
— 森放海 (@morihoukai_jp) 2017年8月24日
SegWitおめでとう!
— はっぱpepeChunri (@chunri93) 2017年8月24日
SegWitアクティベート! https://t.co/3lEseOKBgW
— ポイン@仮想中毒 (@poipoikunpoi) 2017年8月24日
Segwit がアクティベートされました。https://t.co/PRAtraJ9u9
— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2017年8月24日
おめでとうビットコイン、Segwitアクティベート。これははじまりだ。
— 高橋登史朗 ( ToshiroT ) (@toshirot) 2017年8月24日
#segwit #SegWitParty #bitcoin pic.twitter.com/StvcFCQ2io
— CRYPTO EUROPE (@CRYPTOEUROPE) 2017年8月24日
Switching #UASF node off. Mission complete.#segwit pic.twitter.com/qkiLlyn3xV
— Dario (@dariodipardo) 2017年8月24日
Bitcoin’s Biggest Change Ever: SegWit Is Now Active https://t.co/NxLKFpAslC pic.twitter.com/by3phVNoV7
— #Altcoin Devvie (@devnullius) 2017年8月24日
ビットコインのsegwitって一体なに?
悲願達成とあって、segwitアクティベートには多くの称賛の声が出ていますね。
ところで、そもそも
segwit(セグウィット)とはなんぞや?
という疑問を持つ方もいるかもしれません。
私もそれほど詳しいわけではありませんが、初心者なりにまとめてみました。
ビットコインのスケーラビリティ問題
ビットコインには処理能力の限界があります。
一つのブロックの大きさは1MBとなっていて、その容量を越えるものを入れることは処理できませんでした。
近年、ビットコインの取引量が増えており、1MBでは足りないことが指摘されていました。
実際に処理能力超過により送受金の遅延が起こることも少なくなかったのです。
この問題を実社会で例えると
ある会社の決済担当者は1人しかいない
↓
最近取引量が増えてきて処理する取引台帳が増えている
↓
担当者が頑張っても追いつかない
↓
未処理の取引台帳が溜まる
決済担当の中年サラリーマンが一人で泣きながら奮闘している姿を思い浮かべてみてください。
なんとなく大変だなぁって思いますよね。
ビットコインのスケーラビリティー問題もまぁなんとなく似たようなものなんです。
問題解決への2つの選択肢
仮想通貨の基軸通貨であるビットコインが
処理できずに遅延してたらいかん!
ということで、処理能力を高める提案が1年前くらいに提案されました。
一つは「ブロックサイズの引き上げ」です。
ビットコインのブロックサイズを2MBまで拡張しようという考え方です。
ブロックが大きくなれば、それだけたくさんの取引を格納して処理することができますね。
とても良い方法ではあるのですが、ブロックを大きくするということはビットコインを大きく改良する必要があります。
それが原因で過去のブロックに悪影響が出てしまう可能性が指摘されています。
もう一つは「取引サイズの圧縮=segwit」です。
こちらは取引データの中にある署名を外す(別のところに置く)ことで処理することを減らすという方法です。
署名部分をなくすことでデータサイズが削減され、たくさんの取引をブロックに格納することができます。
また、ビットコインネットワークへの影響が非常に少なくて安全な方法だと考えられています。
segwitで2倍くらい処理能力が高まる
segwitが実装されるとどれくらい処理能力が高まるのでしょうか?
理論上は4倍くらいの取引(トランザクション)をブロックに入れることができると言われています。
ただ実際に利用する際には2倍前後くらいになるのではないかと考えられています。
なので、だいたい
今の倍くらい送受金がスムーズになるのではないか
ということですね。
さらにビットコインは進化した!
このようにsegwitはビットコインネットワークの安定的で円滑な取引を行うために非常に重要な技術となっています。
仮想通貨の基軸通貨としてだけでなく、実社会においてもスムーズに利用できるようにビットコインは進化しているのです。
segwitによってビットコインは将来のさらなる需要へ向けてスタートを切ったといえるのではないでしょうか。
もうsegwitって使えるの?使用方法は?
本日11時前にアクティベートしたsegwit。
スムーズな取引ができる!やったー!
と喜ぶのはまだ早いかもしれません。
実は
アクティベートしたからといって
すぐにsegwitが使用できるわけではないんです!
アクティベート後の未確認取引
まずは、アクティベート後のビットコインの未確認取引を見てみましょう。
これを見ると、最大4万件以上、だいたい3万5000件くらいの未確認トランザクションがあります。
segwitでスムーズになったんじゃないの?
と思うかもしれませんが、実際の取引ではまだ反映されていないように見えますよね。
未確認の取引はこちら(blockchain.info)で確認できます
segwitは勝手に切り替わるわけじゃない
実はこれにはわけがあります。
非常にわかりやすい素敵Tweetがあったので見てみましょう。
Segwitはね、ソフトフォークなの。昔の仕様を残したまま新しい仕様を載せてるの。つまり今まで通りの使い方をすれば今まで通りのTXが発行される。自分で意思を持ってSegwit利用しないと何も変わらない。アクティベート後にすぐ効果が出るわけないのはライトコインで知ってるはず。
— みじんこ (@HowDoYouLikeU) 2017年8月24日
SegwitTXを発行するかどうかはウォレットの実装に依存するんだよ。
— みじんこ (@HowDoYouLikeU) 2017年8月24日
つまり、
segwitは使わないと使えない!
勝手に切り替わるわけじゃない!
ということですね。
コインチェックのブログにもこう書かれています。
従来通りのトランザクション形式も使い続けられるので一気に広まるというよりはウォレットや取引所が対応すると徐々に普及していくという流れになるかと思います。
(ビットコインはsegwitで何が変わるのか?技術な要点まとめ)
ということで、segwitがアクティベートされたからってすぐに広まるわけではないみたいなんですね。
これから徐々に、取引のスムーズさを感じられるようになっていくということなのでしょう。
いつから使えるようになる?使い方は?
segwitの使用について簡単にまとめると
- 取引所:取引所の対応完了後に使用できる
- ウォレット:ウォレットのアップデートなどが必要になる(と思われる)
ということになります。
取引所に預けているのであれば、何もせずにそのまま待っていても構いません。
PCやモバイルウォレット、または外部ウォレットに入れている場合は、アップデートすることが必要になります。
それぞれご利用のウォレットの公式からの発表を確認してみましょう。
ビットバンクが世界で初のsegwit準拠のトランザクションを生成したみたいです。
世界で初めて後方互換性を排した完全にsegwitに準拠したトランザクションをビットバンクが生成しましたhttps://t.co/nqH32ptrmg#segwit
— ビットバンク- bitbank,Inc (@bitbank_inc) 2017年8月24日
segwit前後のビットコインのチャートの動きを見てみよう
ビットコインにとってsegwitのアクティベートは非常に大きな出来事です。
このイベントに対して
ビットコイン価格はどのように推移したのか
も簡単に見ていきましょう。
※ビットフライヤーFXのチャートです
- 日本時間の朝方に457,804円まで落ち込む
- segwitアクティベート直前に480,500円を記録
- その後一気に価格を下げていく
という感じで、期待で上げて現実で下げるという結果になりました。
カウントダウンで盛り上がって、結果がでたら即解散
って感じですねw
ロックイン時には確か上げた気がしますが、アクティベートではそうでもなかったわけですね。
まぁ確かに、盛り上がるのは「実装されるか否か」というロックインの方なのはわからないでもないです。
segwitアクティベート後、ビットコインの価格はどう推移する?
segwitがアクティベートされたビットコインは
今後どのように価格を推移させていくでしょうか?
私は初心者なので、全然相場を読むことはできません。
ですが、たぶん
- 取引所・ウォレットの対応が終わる
- 未確認取引がある程度解消される
- みんながsegwitの良さを実感する
というところまで到達すれば、それなりに上げてくるのではと思っています。
実際にビットコインに先んじてsegwitを導入したライトコインはアクティベート後に価格を上げていますよね。
なので、今はそこまで反応していませんが、
segwitで価格が底上げされる
市場の反応は数日かけてジワ上げか?
ということを初心者が勝手に予想しておりますw
もちろん今後どうなるかはわからないので投資はご自身の判断でお願いしまっす!
仮想通貨ベイビー的まとめ
今回はsegwitのアクティベートや使い方、アクティベート後のチャートの動きなどをご紹介しました。
先程からも書いているように、ビットコインにとってこれは大きな前進です。
ビットコインだけでなく、これから仮想通貨がどのように発展するのか、需要は拡大するのかという点においても大切なイベントだったと思います。
とにもかくにも、ビットコインのsegwitアクティベートおめでとう!