今回は魔界として草取引のパラダイスだったクリプトピアの破産手続きについてお伝えするよ!
この記事の目次
クリプトピア公式がTwitterにて「破産手続きを始める」と発表!
2019年5月15日、クリプトピアの公式Twitterでこんなツイートが…
Cryptopia Limited appoints Grant Thornton as Liquidators – https://t.co/A35rq1Jls3
— Cryptopia Exchange (@Cryptopia_NZ) May 15, 2019
「Cryptopia Limitedは、Grant Thorntonを清算人に任命 -」(グーグル翻訳)
清算人とは
清算人(せいさんにん)は、法人を解散するときに清算の職務を担当する者。
(Wikipedia)
ということで、まぁ簡単に言えば
「クリプトピアは破産手続きを正式にスタートしますよ~!」
ってアナウンスがされたわけですね(悲しみ)
公式HPには案内文も
クリプトピアのHPに行ってみたらこんな案内も出されていました。
プレスリリース
19/05/2019
Grant Thornton New ZealandのDavid Ruscoe氏とRussell Moore氏が昨日クリプトピアの清算人に指名された。
コストを削減し、事業を収益性に戻すための経営陣の努力にもかかわらず、清算人の選任は、顧客、スタッフおよびその他の利害関係者の利益のために決定されました。
清算人は、すべての利害関係者の利益のために資産を保護することに焦点を当てています。このプロセスと調査が行われている間、取引所での取引は中断されます。
「関連する複雑さを考えると、調査には数週間ではなく数ヶ月かかると予想しています。」
清算人はまた、当社の義務に関して、独立専門家および関連当局と協力しています。
Grant Thorntonは今後数日以内に、その予約についてすべての顧客およびサプライヤに連絡する予定です。
その他のお問い合わせは、liquidation @cryptopia.co.nzにEメールを送ってください。
(https://www.cryptopia.co.nz/Homeより グーグル翻訳)
破産手続きをするために、専門家や関連当局と協力してこれまでの経緯の調査(数ヶ月かかる)に入るとのことです。
まぁなんにしてももう…
俺たちの魔界はこれでおしまいなんだなぁ…(悲しみ)
クリプトピアのハッキング事件とは?
クリプトピアが破産に至る引き金となったのは、たぶん、おそらく、絶対に「あのハッキング事件」ですよね。
クリプトピアは今年1月、「重大な損失」で1600万ドル(約17億8500万円)の流出を発表した後に取引サービスを停止した。
(https://jp.cointelegraph.com/news/crypto-exchange-cryptopia-halts-trading-and-goes-into-liquidation-process)
被害額こそコインチェックやザイフと比べてかわいいものですが…いや17億ってやっぱすごいわwww
クリプトピアは日本の取引所と比べるとそれほど儲かってるイメージもなかったし、これは痛かったでしょうねぇ…。
ハッキングは自作自演説も…?
17億円のハッキング被害を被ったとされるクリプトピアですが、実はこれが「自作自演ではないか」なんて説もあったりしました。
仮想通貨取引モニタリングサービス「Whale Alert」において、仮想通貨イーサリアム(ETH)約240万ドル(約2億6000万円)分とセントラリティー (CENNZ)約118万ドル(約1億3000万円)分が、13日にクリプトピアから所持者不明のウォレットに対して送金されている記録を参照し、今回の事件との関連性を示唆している。
(https://jp.cointelegraph.com/news/is-cryptopias-security-breach-exit-scam)
On 14th January, Cryptopia “suffers a security breach.”
Just one day ago, 13th January, they were moving money out.
What a coincidence! pic.twitter.com/eEUJ1O4Rod
— InvestPal (@invest_pal) January 15, 2019
まぁ実際にどうかはわかりませんが、相場も冷え込み売上が減っていたのでいずれにしてもクリプトピア側は閉店ないし夜逃げようとしていたのかもしれませんねw
2017年は魔界・草コインの楽園として親しまれ賑わっていた
クリプトピアといえば、バブル期ではおなじみの「草コイン取引所」として愛されてきました。
バイナンスなんて全然まだ生まれてもいなかったあの頃。
当時はビットレックスやポロニエックスといった海外取引所が人気でしたね。
ただそのあたりの取引所はメジャーアルトないしそこそこ名のある草コインばかりで、コアな仮想通貨ユーザーには物足りなさもあったようです。
かく言う私もそうで、魔界と呼ばれたクリプトピアや同じく魔境のYobitに主戦場を移していった記憶があります。
クリプトピアの思い出~PoS通貨全盛期~
2017年はPoS通貨が投機対象として流行っていました。
クリプトピアにはわけのわからないPoS通貨がたくさんありましたし、新たな上場もあってコアなファンの間ではかなり賑わっていましたねw
クリプトピアで扱っていた銘柄といえば…
いや~懐かしいw
この辺を触ってた人も多かったのではないでしょうか?w
まぁPoS通貨は流行り廃りがあり、売り抜けできなければ大損をぶっこくという投機以前のギャンブルでした。
私も大損ぶっこいたり、アホみたいに儲かったり…まぁ楽しかったですねぇ~。
そんな楽しかった思い出も今は昔…
「怪しくて危うくて楽しい」
そんな仮想通貨の雰囲気も、クリプトピアの終焉とともに一区切りつくのかもしれません。
仮想通貨ベイビー的まとめ
そんなわけで今回は魔界と呼ばれた仮想通貨取引所クリプトピアの破産について書いてみました。
まぁほとんどただの、おっさんの思い出話でしたねw
でもなんかね、本当にあの頃は楽しかったしある種の仮想通貨の黄金期だったなぁって感じています。
あぁいう謎の怪しさ・危うさこそがバブルを支えた一つの要因だったんじゃないかなぁとも思えますぞw
そんなわけで、また次回!
※トレビュSNSで定期的にアイディア投稿してるのでそちらもよろしくです~!→CRYPTOBABY777
【おまけ】ユーロドル日足チャート2019/5/16
ユーロドルは上昇トレンドを継続し堅調な形。
とりあえずは先日つけた1.123あたりへ向けてどう動いていくかですね。
ここを抜けてくるとかなり強さがあるかと思います。
逆に言うとここは売りポイントにもなりそうなのでロット管理などはご注意を。